期待を胸に開講式に臨みます。

1年間、一生懸命練習に励みますと保護者や先生、応援してくだる地域の皆様方の前で宣言します。
こどもブラスバンド教室は単なる音楽教室ではなく、音楽を通じ社会性や規律も学ぶため、このような式典も大切にしています。

こどもたちは緊張した面持ちながら、みんな立派に自分の期待や目標を発表します。

入室すると、まず全ての楽器を一通り体験します。その中で練習してみたい楽器、音が出しやすい楽器が自然と決まってきます。

写真は二年目のこどもが一年目のこどもたちに、それぞれ練習してきた楽器の体験のサポートをしているところです。

このような活動を通し、最初は人見知りをしていたこどもたちも自然と打ち解けていきます。二年目のこどもたちは、一年目のこどもたちが困っていないか気遣う様子なども見られます。

最終的には室長が全員の体格や素質を考慮し、パートが決まります。中には希望の楽器が出来ない子もいますが、先生がきちんと相性を診断してくださいますので、必ず上達する楽器に決まります。

なお、こどもブラスでは二年間同じ楽器を練習することになりますので、二年目のこどもたちは一年目と同じ楽器をより深く学ぶことになります。

楽器が決定すると、それぞれ楽器の構え方からくちびるや指の使い方など専門の講師が指導します。

先生たちは優しく、時に厳しく熱意を持って指導にあたってくださいます。

11月になると午後の練習が始まります。

室長から音階や和音のお話を聞いたり、様々な音楽の鑑賞をする時間もあります。

みんな楽しみにしてる合奏の練習。一種類の楽器で練習していた音が、他の楽器と交わり素敵なハーモニーとなる感動を味わいます。

地域のイベントにも参加します。

大田区ガーデンパーティや、活動拠点である糀谷地区の連合運動会に海洋少年団音楽隊と合同で参加したり、大田区吹奏楽祭をはじめ音楽会を鑑賞したりします。

年により参加イベントは変わる場合もあります。

クリスマス・ミニコンサートでは、ここまでの練習の成果を披露します。

講師の先生たちに模範演奏をしていただいたり、クリスマスプレゼント交換をしたり、みんな楽しみにしているイベントです。

大田区海洋少年団・海洋少年団音楽隊・こどもブラスバンド教室合同の合宿を行います。海洋少年団の仲間たちとの交流も、楽しみのひとつです。

音楽隊とこどもブラスバンド教室は、修了コンサートに向けて合同演奏の練習を行います。音楽隊の先輩たちからもたくさん刺激を受けます。

海上保安庁音楽隊のみなさんにもご指導いただき、より一層の技術の向上を目指します。

ご支援いただいている皆さまや地域の方々をお呼びし、一年間の練習の成果をご披露します。

音楽隊のお姉さんたちとも合同演奏をし、本格的な合奏に挑戦します。

コンサートが終わったあとは、一人ひとり室長から修了証をいただきます。